「週刊少年ジャンプ」早バレ→逮捕!何があったの?今更聞けない「早バレ」とは?

「週刊少年ジャンプ」早バレ→逮捕!何があったの?今更聞けない「早バレ」とは? ニュース
「週刊少年ジャンプ」早バレ→逮捕!何があったの?今更聞けない「早バレ」とは?

この記事では

①そもそも「早バレ」とは? ネタバレとは違うの?
②「週刊少年ジャンプの早バレ」って何があったの?
③集英社の反応は?
④「早バレ」は他人事ではない
⑤まとめ

についてお伝えします!

①そもそも「早バレ」とは? ネタバレとは違うの?

雑誌掲載している漫画などの内容を、公式発売前にネット上に公開する行為を指します。
「ネタバレ」に近いニュアンスですが、「早バレ」は犯罪行為になる可能性が極めて高いです。

「ネタバレ」は漫画だけでなく、アニメやイベントなどでも使われる言葉で、公式としてはすでに公表しているが、見ていない・体験していない人にとっては「結末が分かってしまう行為」です。
ネタバレを禁止していることも多いですが、多くの場合は容認されてしまっているのが現実です。例えば映画の感想や漫画の感想もネタバレに繋がる可能性が多く、「ネタバレ」を読みたくない場合は、書き手より受け手の方が注意して情報を集める必要があります。
もちろん、漫画をスキャンして公開したり、アニメをそのままネットにアップロードしたりする行為行為になる可能性があります。
この場合は実刑もありえますので、注意が必要です。

悪質な行為でなければ実刑にならない「ネタバレ」に対し「早バレ」は犯罪です。
公式が発表済みか、未発表か、という点で、そもそもスタートが違うため、完全なる著作権侵害です。

②「週刊少年ジャンプの早バレ」って何があったの?

今回は発売前のジャンプや漫画の画像を、海賊版サイトで公開したようです。

逮捕されたのは新宿で「Japan Deal World合同会社」を経営する外国人国籍の経営者と、会社員の2名です。経営者は、自社で入荷した漫画をアップロードしたようです。
画像は複数の外国語で翻訳されて複数のサイトに転載されていて、公開された内容のほとんどは誌面を撮影したものやスキャンした画像だったそうです。

ただ、話題になっている「週刊少年ジャンプの早バレ」は2023年3月のことなので少し前の話ですね。
今回、2024年1月31日に販売5日前の漫画の内容を撮影・複製が確認され、会社や自宅の家宅捜索があり、2月4日に逮捕という流れになっています。
「週刊少年ジャンプの早バレ」の時点で、熊本県のサイバーパトロールは発見していたみたいです。
その時に目をつけていて、今回のアップロードで確定、逮捕に踏み切ったという感じでしょうか。

作者の資産を守ってくれているサイバーパトロール、すごいですね。
サイバーパトロールってどんなことをしているのかな?と気になりますが、それはまた別の機会に調べてみたいと思います。

③集英社の反応は?

容疑者逮捕の報道を受けて、集英社がコメントを発表しています。

◆全文

国際的海賊版早バレサイトに係る容疑者逮捕の報道を受けて

2024年2月4日、東京都内法人の会社経営者らが著作権法違反の疑いで熊本県警察・新
潟県警察合同捜査本部に逮捕されました。同容疑者は、弊社発行の「週刊少年ジャンプ」を
発売日前に入手・デジタルデータ化し、海賊版サイトへ無断アップロードしていた疑いが持
たれており、現在、「早バレ」流出源に関する捜査が進められています。
漫画雑誌の内容が正式な発売日の前に違法アップロードされる「早バレ」は、SNS 等を通
じた拡散を伴い、発売日を心待ちにされている読者の皆様の楽しみを奪うものです。著者も
大変心を痛めており、弊社として極めて問題視しています。そのため、今回の容疑者逮捕は
問題解決に向けた大きな前進と考えており、「早バレ」ルートの解明が今後の被害抑止につ
ながることを期待するものです。
弊社はこれからも著者が心血を注いで作り上げた作品とその権利を守り、読者の皆さまに
漫画を適正な形で楽しんでいただくことができるよう、あらゆる対策を積極的に講じてま
いります。
株式会社集英社

集英社公式HPより

「発売日を心待ちにされている読者の皆様の楽しみを奪うもの」というのは、本当にその通り!
ただ、何より、作者様が大変心を痛めているというのが気づかわしいですよね。
こういったことが起こらない世の中になるといいなと心底思っています。

④「早バレ」は他人事ではない

関係がないと思っていても、書店の「早置き」で自分が犯罪者になってしまう可能性もあります。
多くの書店では「発売日に店頭へ並べる」ことを守っていますが、一部店舗で公式の発売日前に漫画や雑誌を並べてしまうことがあります。

なぜこんなことが起きてしまうのでしょうか。

これは出版社が発売日に書店へ並べてもらえるよう、発売日の数日前に納品をするためです。
書店が間違えてしまうこともあるでしょうし、故意に置いているところもあるかもしれません。

最近は自身のお気に入りや履歴から、SNSでも勝手に情報が集まってきますし、自分で操作しきれない部分もあります。
発売日前の漫画を知らずに買った私たちが「〇〇死んじゃった!悲しい!」なんてポストしようものなら、まだ読んでいない人たちから相当な非難を受けることになります。

そしてその怒りの矛先は、「楽しみにしてたのにどうしてくれるんだ!」「情報管理どうしてるんだ!」と、個人から出版社へ向かうことになります。
不買運動に発展したりすると、悲しいことに私たちが応援したい作者様の収入減に繋がってしまうのです。

情報は発信する側も、情報を得る側も、注意が必要ですね。

⑤まとめ

・早バレはネタバレとは違い、実刑になる可能性が高い
・東京の会社経営者と会社員(どちらも外国籍)が逮捕された
・集英社は読者や著者に寄り添った内容のコメントを発表
・自分で「早バレ」を起こしてしまわないように注意

いかがでしたか?
今回は「週刊少年ジャンプの早バレ」が気になったので調べた内容を記事にしてみました。
どうやら現在「週刊少年マガジン」でも早バレの調査をしているようです。事実なら犯人が早く捕まるといいですね。
漫画は文化。世の中の作者様が悲しむことがない世の中になることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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